トラカイトオルソ > 小説 > ブレイブ・ストーリー 宮部 みゆき(著)

ブレイブ・ストーリー愛蔵版ブレイブ・ストーリー愛蔵版
宮部 みゆき
角川書店 2003-04

小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界へと旅立った!

劇場用アニメ版が素晴らしかったので読んでみたのだけど、いつもどおりの泥臭い宮部 みゆきでちょっと残念。
アニメ版は、悲愴な現実と、ファンタジー世界の対比が良かったのだけど、小説ではファンタジー世界も悲愴。宗教もあれば戦争も犯罪もある。キャラクターと背景が違うだけ。アニメ版ラストのような甘い救いもありません。
結局のところ、「諦める」という悟りを開くに辺り、子供の精神世界をRPGっぽく描画したというもの。
まぁ読むと普通に面白いのですけど、端々に納得いかないのでストレス溜まってしまいました。

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