トラカイトオルソ > 小説 > 押入れのちよ 荻原 浩(著)

押入れのちよ押入れのちよ
荻原 浩
新潮社 2006-05-19

2今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます…。幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、「木下闇」「殺意のレシピ」「介護の鬼」など全9話を収録した、ぞくりと切ない傑作短編集。

短編集だけど、全て読み応えアリ。
表題作「押入れのちよ」も良いのだけど、冒頭の作品「お母さまのロシアのスープ」が素晴らしい。お母さまの心労を察するに余りある一品です。この家族に幸あれ、と祈らずにおられません。食べちゃったので無理ですけど。
「押入れのちよ」もそうだけど、エッセンス程度に社会問題が入ってると、短編はぐっと際立つね。

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