トラカイトオルソ > 小説 > 彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄 金井 美恵子(著)

彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄
金井 美恵子
朝日新聞社 2000-04

目白のアパート「紅梅荘」ふたたび!桃子、30歳。定職、ボーイフレンドなし。親友・花子は荻窪の実家のパテ屋から目白に戻り、小説家のおばさんは相変わらず辛辣。桃子の母親は、なんと恋愛、再婚!謎めいた隣人・岡崎さんは「ね、ね、おもしろいでしょ」が口癖…傑作『小春日和(インデイアン・サマー)』から10余年を経て語られる「彼女(たち)」の物語。

だらだらと女心、愚痴、わき道にそれる雑談、あふれる薀蓄が延々語られ楽しい一冊。
とはいえ、特に内容はないのに、延々独白が続くので、文体が好みに合わない人にはきっと苦痛。でもそれを乗り越えると、「働かざるもの食うべからず」が聖パウロの言葉だとか、薀蓄が酒の席とかで軽く語れていて、かなり読み応え十分。まぁ薀蓄を楽しむのが本筋じゃないと思うけど…

Comment




Trackback

トラックバックURL:http://anyimpressions.blog33.fc2.com/tb.php/1171-063285f1
固定リンクURL:http://anyimpressions.blog33.fc2.com/blog-entry-1171.html