トラカイトオルソ > 小説 > 銀の皿に金の林檎を 大道 珠貴(著)

銀の皿に金の林檎を銀の皿に金の林檎を
大道 珠貴
双葉社 2003-05

夏海、16歳…21歳…26歳…31歳…。銀座のクラブにスカウトされた女子高生の半生を、軽妙な文体で描く。『小説推理』連載に加筆訂正して単行本化。

軽い文体で、面白おかしく描かれているけど、寂しくて、悲しくて、切なくて、最後には涙が滲み出た。
夏海の不器用な生き方、ドライな考えには自分を重ねてしまう。なので、夏海の笑い泣きみないな人生がこたえる。
夏海は人生に対して前向きで行動的、結果的には幸せそうにさえ見えるのに、切なさが混じる。この切なさは、夏海の孤独からくるもの。つまり僕はやっぱり孤独は嫌なんだなぁってのを確認してしまった、心を映す鏡みたいな作品。

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