トラカイトオルソ > 小説 > 僕たちは池を食べた 春日 武彦(著)

僕たちは池を食べた僕たちは池を食べた
春日 武彦
河出書房新社 2006-09-16

キッチュ、ステレオタイプ、コレクションなどの、ちょっと奇妙なこころの状態の研究で知られる気鋭の精神科医の初めての小説集。そういった著者の個性が全編に流れる、独特なひとびとのちょっと奇妙な世界を達意の文章で綴る。

10回位、声を出して大笑いした1冊。
最初、小説だと思って読んでいたため、なんだこれ?って思ったのだけど、精神科医の随筆と気づき読み進めると、たまらなく面白い。
初めて森博嗣の理系文章を読んだときの様な喜びを再び味わえるなんて、思っても見なかった収穫。言い回し一つ一つがツボにはまる。
さらに精神科らしからぬ不謹慎な話も笑える。暇つぶしに患者の星座から性格を分析してたりする。しかも真面目に。そこが楽しくてしょうがない。その下らない考察がテクニカルタームに溢れてたりする所も最高に笑える。

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